トーク/レクチャー

2005/07/15 シンポジウム 新世界アーツパーク未来計画 「創造都市シミュレーション」~新世界とアートとフェスティバルゲート」

今年で3年目を迎える「新世界アーツパーク事業」。分野が異なる4つの専門的NPOが「公設民営」方式によって、大阪には未整備の「アートセンター」的拠点を運営、活動してまいりましたが、現在、大阪市の財政難とフェスティバルゲートの先行きが不安定な情勢で、今後の展開が危ぶまれる状況となっております。
そこで、4NPOが新世界アーツパーク未来計画実行委員会を立ち上げ、積極的にフェスティバルゲートでの継続の可能性を探ろうとシンポジウムを開催することになりました。

6月23日に開催しました「第一回 新世界アーツパーク未来計画シンポジウム」では、大阪市からアーツパーク事業についての説明、また4NPOより各々の活動内容を紹介すると共に、小暮宣雄氏(芸術環境研究者)、佐々木雅幸氏(大阪市立大学大学院創造都市研究科長/教授)、吉本光宏氏(ニッセイ基礎研究所/芸術文化プロジェクト室室長)、鷲田清一氏(大阪大学教授/哲学)の4名をゲストにお招きし、海外の事例を紹介していただきながら、新世界アーツパーク事業の意義、芸術文化の社会的便益、 文化行政の在り方など検証を行いました。参加者およびゲストトーカーからの叱咤激励、建設的なエールを多数頂き、今後も大阪市とともに文化事業を継続してゆく意義を再認識しております。

今回のシンポジウムでは、本実行委員会の方で考えましたフェスティバルゲート再生シュミレーション「商業施設からの脱却」のプレゼンテーションさせていただいた後、ゲストの方や地元の方々にご意見やアイデアをいただいてプランをブラッシュアップさせていこうと考えております。

新世界アーツパーク事業に限らず、日本のよりよい芸術環境の整備の一歩となる機会になればと考えておりますので、皆様にも積極的にご参加していただければ幸いです。

日時:2005年7月15日(金) 19:00-

ゲストトーカー:上山信一氏(大阪市立大学大学院特任教授/創造都市研究科)/藤浩志氏(美術家)

料金: ¥500- *終了後、交流会を行います(会費1000円)

*お問い合わせ:COCOROOM
tel/fax06-6636-1662(12:00-23:00)
cocoroom@kanayo-net.com

REMO DESK 2005年07月15日

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