2023/09/22_Alternative Media Gathering_ 翻訳と連帯:ある寄せ場労働者の「抗日パルチザン参加者たちの回想記」

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翻訳と連帯...ひとは時空と言語の隔たりを超えて共鳴する。海の底で口をあける「アンコ」と呼ばれ資本の動向にふりまわされた流動的下層労働者は、いわば山猫ストとしての「暴動」をもって社会を動かす力を示した。それは無知な民衆の無分別な抵抗(爆発)ではない。その背後には物質的条件を対象化した知性があり、国境を超えた連帯への希求があった。

それは組織化の闘争と弾圧の'70年代を通じて、重層的下請構造の下分断された階級の内なる民族差別の克服をむねに草の根の語学教室へと受け継がれる。そこで学んだ無名の翻訳パルチザンは、世紀を超えて人知れず無償の翻訳をつづけていた。ここでは『抗日パルチザン参加者たちの回想記』の翻訳者である鈴木武さんを招き、東京で鈴木さんの翻訳をもとに読書会を主宰している前田年昭さんと場をともにして、民衆史をとらえなおす機会としたい。

日時:2023年09月22日(金)18:00-21:00(17:30開場)
会場:remo / コーポ北加賀屋 (大阪市住之江区北加賀屋5-4-12)
参加:無料

ゲスト:
鈴木武さん 1949年、東京生まれ。「寄せ場」の労働者・活動家。釜ヶ崎(大阪)と山谷(東京)を中心に数々の「寄せ場」運動に参加する傍ら、長年ノートを肌身離さず『抗日パルチザン参加者たちの回想記』(朝鮮労働党出版社)12巻の翻訳を手掛ける。2014年その『特選集』を自主制作した。

前田年昭さん 1954年、大阪生まれ。和文組版者。組継ぎ本の考案者。1972年、釜ヶ崎医療を考える会代表、1974年、労務者渡世編集委員会代表。2008年『悍【HÀN】』編集人。 組版講義第一講ひどいわ、ひどいわ主義批判

ききて:原口剛(神戸大学大学院人文学研究科准教授)板垣竜太(同志社大学社会学部教授)

参考:同志社コリア研究叢書5『翻訳と連帯:ある寄せ場労働者の「抗日パルチザン参加者たちの回想記」翻訳の軌跡』非売品(*電子版が無料で公開されています)

REMO DESK 2023年9月 6日 | 固定リンク

2022/11/23_Alternative Media Gathering_ 回帰した都市のインディアン

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工場の占拠。ビフォことフランコ・ベラルディは1973年、トリノ近郊の自動車製造工場でドラムを打ち鳴らして労働を拒否した都市のインディアン indiani metropolitani を目撃する。この叛乱に既成の政治党派とは絶縁した、まったくあたらしい言語文化の発現を見たのはウンベルト・エーコだった。電子メディア大衆化の時代をつげた1970年代、子どもたちは未来の詩を口ずさむ......

あれから半世紀パンデミックの戒厳令下、移民労働者と不良たちは救急車しか走らない道路をテイクアウト・メニューを背負い、かれらのライムで自転車を走らせた。2022年のトリノから再びライダー(ギグワーク配達員)たちの闘争と、その後の社会センター(スクウォット)の現状を共有したい。

日時:2022年11月23日(水)勤労感謝の日
会場:remo / コーポ北加賀屋 (大阪市住之江区北加賀屋5-4-12)
参加:無料(争議カンパ大歓迎)
時間:18:30-21:00

ゲスト:RWA RIDERZ WITH ATTITUDE

参考:
*シローさんへのインタビュー(人民新聞)
*フランコ・ベラルディ(ビフォ)『プレカリアートの詩』河出書房新社(版元品切・在庫僅少)
*Nanni Balestrini e Primo Moroni "L'orda d'oro: 1968-1977" SugarCo, 1988. =7ed. Feltrinelli, 2015.

サイト管理者 2022年11月 8日 | 固定リンク

2020/04/11_Alternative Media Gathering_ いかにして 都市は壊れるのか: 集客都市と戦争機械

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Sergei Eisenstein, Strike 1925.

公共空間・都市はだれのものか、そしてセキュリティを脅かすのはだれか? 
債務危機と恐慌・対テロ戒厳令・スペクタクル化といった事態に応じて Alternative Media Gathering ではこのかん、パリ・トリノ・ニューヨーク等世界各地から草の根のゲストを招いては都市をめぐる問いを共有してきました。

そして今日、東京五輪・大阪万博という国家的事業を目前に強化される感染症の検疫体制の下「非常事態の常態化」は外国の話ではなく"いま・ここ"の問題としてある。あらゆる文化事業が中止されるなか、また招致にまつわる汚職から肥大化する運営経費に至るまで様々な問題を指摘されながら、なぜオリンピックだけは早々に延期・強行が宣言されたのか。どうして為政者は戦争の言語を用いるのか。実は断続的に常態化する非常事態のなかで、都市空間には各種センサーを含む監視装置をはじめ軍事由来の技術があまねく組み込まれてきた。いまや戦時体制は、集客都市の欲望を断念させるものではない。戒厳令のもとで企てられるスペクタクル。ふたたび東京から反五輪の会をゲストにまねき現在進行形の報告をいただくとともに、大阪の現場からは次にひかえる万博カジノ問題をみすえて、ともに考える契機としたい。

日時:2020年04月11日(土)13:30-17:00 日時未定
会場:remo / コーポ北加賀屋(大阪市住之江区北加賀屋5-4-12)
参加:無料

ゲスト:反五輪の会ほか

*状況によりオンライン参加をふくめて日時・方法をみなおす可能性があります。
また会場はとても風通しの良い工場ですが海風と花冷えで意外とさむくなるかも知れません。感染症対策とあわせて各自あたたかくしてご来場ください。

サイト管理者 2020年4月 3日 | 固定リンク

2019/06/16_Alternative Media Gathering_ 移民/階級/都市 現代都市空間の分断と境界をまたぐ労働力移動

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写真提供:中島敏

戦後イタリアで「労働の拒否」を階級闘争の根拠にすえたオペライズモの概念装置を武器として、いま英語圏での展開とともに移民たちの「逃走する権利」を訴えてきた理論家、サンドロ・メッザードラ。かれに言わせれば、労働力人口のボーダレスな移動は、資本のグローバル化にも先行する「運動」に他なりません。
たしかに都市空間とは、資本制のもとで労働市場の別名をもつと同時に、いつも互いに異なる人々の、共同生活の場として存在してきました。ここでは戦時下、木津川沿いに集積した造船をはじめとする軍需産業にはじまり、万博、ニュータウンの建造、関空工事等のメガプロジェクトのたび、大量の労働力人口を吸引しては不況にあえいだ戦後大阪から、現下あらたな移民労働者たちとあゆむ未来を考えたい。

日時:2019年06月16日(日)
会場:remo / コーポ北加賀屋 (大阪市住之江区北加賀屋5-4-12)
参加:無料
時間:15:00-18:00

ゲスト:サンドロ・メッザードラ
 現代政治・社会理論研究, 主著『逃走の権利』(北川眞也訳)人文書院 , 2015. 編著『金融危機をめぐる10のテーゼ』(朝比奈+長谷川訳)以文社 , 2010. 理論書の英訳 In the Marxian Workshops, Rowman & Littlefield, 2018. 他, Brett Neilson との共著 Border as Method, Duke University Press, 2013. Politics of Operations, Duke University Press 2019. などがある。

REMO DESK 2019年5月31日 | 固定リンク

2017/07/24_Alternative Media Gathering ミラフィオーリの不良たち オリンピック狂騒後のトリノをいきる大失業世代

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「光の都市」トリノ。かつて "アナーキスト社会学者" とも呼ばれたロマーノ・アルクァーティは『赤の手帖』誌上でその近郊にあるフィアット社ミラフィオーリ工場における調査を手がかりに、教師としてはトリノ大学に軸足をおきつつ学内外・中高卒の若者労働者たちと階級組成の分析と、共同作業としての組織化に着手する。以来半世紀、あの冬季オリンピックを契機とした都市空間の再編をへてジェントリフィケーションの爪痕も傷ましいトリノ市の「影」をいきる若者たちは、どこで・いま・どんなふうに息をする居場所を見出しているのだろうか?

その現場から日本語もわかる非常勤の高校教師をゲストに招き、あちこちに点在する自主管理の占拠スペースや社会センターの実態と、慢性的な大失業時代をいきる若者たちの現在《リアル》をきく。
参考:イタリアチーズを食べる会 https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10209444100323698

日時:2017年7月24日(月)
会場:remo / コーポ北加賀屋 (大阪市住之江区北加賀屋5-4-12)
参加:無料
時間:19:00-21:00

ゲスト:アントニオマルコほか

REMO DESK 2017年7月18日 | 固定リンク

2016/07/14+16_Alternative Media Gathering オペライズモの方法論と資本制の現在

はたして現在の資本制の下で、いまだ賃金労働は社会生活の基礎たりうるのか?
大学は生きた知を生産できるか? 芸術は前衛的でありうるのか。
あるいは、感性は蝕まれずに耐えられるだろうか...

オペライズモ研究会では、ここまで過去の社会調査における方法論の視角から資料調査を重ねてマルクスの労働者調査に由来する固有の方法論が深められてきた過程を探求してきた。だがこの系譜は、目下あらためて資本制の現在に対する分析視角として世界的な注目をあつめている。そこでわたしたちは、あらたな生産様式における知性・感性および労働をめぐる諸問題に取り組まれてきた専門家を招き、とりわけ認知資本主義論ともいわれるオペライズモ「以降」の方法論を再考するワークショップを集中的に実施している。ここでは記録と表現とメディアのための組織との共催で、ともに知性の危機および感性的なものの次元を再考したい。

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認知資本主義と知性の危機
日時:7月14日(木) 14:00-17:00
講師: 崎山直樹(千葉大学)

認知資本主義と感性の危機
日時:7月16日(土) 14:00-17:00
講師:水嶋一憲(大阪産業大学)
応答:山本泰三(阪南大学)春日匠(大阪大学)
会場: 大阪市住之江区北加賀屋 5-4-12 コーポ北加賀屋

参考文献:
山本泰三編『認知資本主義』ナカニシヤ出版, 2016.
マウリツィオ・ラッツァラート『記号と機械』共和国, 2015.
Gigi Roggero, The Production of Living Knowledge, Temple University Press, 2011.

REMO DESK 2016年7月 3日 | 固定リンク

2016/06/18_ Alternative Media Gathering セキュリティを脅かすのはだれか? 都市空間に組み込まれる〈分離・隔離・差別〉

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写真提供:OurPlanetTV

2015年11月13日以来、パリでの自爆攻撃をうけてフランス共和国では二度目の延長が可決されて現在も非常事態宣言がしかれている。まるで戦時下にも近似する内務権力の上昇、たとえば令状なしの家宅捜索などは、しかし決して無作為に行われるわけではない。具体的には、どうした居住地区がターゲットとなり、どのような人々が監視下におかれることになるか。都市にすむ互いに見知らぬ人々のあいだには、見えない楔が打ち込まれ、やがて深く裂け目を遺すことになる...
だが、この裂け目の地下にはもとから断層があるのではなかっただろうか? 表面をアスファルト(社会政策)で糊塗したところで、まだわたしたちは碓氷の上を歩いているようなものだ。

一方イベント駆動型のグローバルな都市間競争は、世界中の都市を舞台として博覧会あるいは首脳会議はたまた大運動会など、1995年あるいは2001年からか、次から次へと非常事態をもたらし断続的な緊張をもたらしてきた。これでは2020年へと向けて、むしろ非常事態を常態化させているというべきではないか。
ここでは、パリ郊外から移民や貧困層の住宅への権利運動に長年とりくまれてきたマリー・ウイバンさんを、またかれらの運動をいつも研究してこられた稲葉奈々子さんをまねき、あらためて野宿者襲撃・強制排除・住民登録の職権抹消など足下の「都市」大阪における諸問題に向きあわれてきた現場から応答をいただき、ともに考える機会としたい。

日時:2016年6月18日(土)
会場:remo / コーポ北加賀屋 (大阪市住之江区北加賀屋5-4-12)
参加:無料
時間:14:00-17:00

ゲスト:
・Marie Huiban / マリー・ウイバン
フランスの住宅への権利運動活動家。パリの非正規滞在移民やホームレスなど都市底辺層の権利運動に取り組む一方で、自らが生活するパリ郊外のサン・ドニ市でジェントリフィケーションによる貧困層の排除に抗する住民運動も担っている。

・稲葉奈々子(上智大学)社会学者。住宅への権利を求めるホームレスによるパリの空き家占拠運動を研究している。論文「社会を取り戻す人々:フランスにおける都市底辺層の反グローバリズム運動」『社会学評論』2014年など多数。

REMO DESK 2016年6月 7日 | 固定リンク

2015/11/29_alternative media gathering_ 公共空間はだれのものか? 都市のスペクタクル化にみる不都合な真実

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長野やトリノの冬季だけでなく、ギリシア経済を危機に追い込んだ一因ともいわれるアテネ五輪のように、世界各地に厖大な債務をのこして開催されつづけるオリンピック。中央アルプスを貫通するリニア建設とあわせ、大災害からの復興を一方的に宣言するかのように計画された2020年の東京五輪にむけて、高度経済成長の再現という不可能なプロジェクトに狂奔する国家は、わたしたちの空間をどのように再編成するのか。新競技場のデザイン問題などをめぐり、その無理はすでにほころびを露呈しているように思われる。これから会期が近づくにつれて人的資源(労働力)やメディア宣伝、芸術プロジェクト等さまざまな動員が大々的に昂進するだろう。ここでは、共同住宅の取り壊し問題や公園における野宿者排除問題にとりくみ反五輪の会にもかかわる向井さんを東京からまねいて、五輪経済の波及効果からさえも(それがあるとして)とりのこされる見込みのたかい大阪から、公共空間はいかにあるべきかを考えなおす機会としたい。
参考:反五輪の会 http://hangorin.tumblr.com/

日時:2014年11月29日(日)
会場:remo / コーポ北加賀屋 (大阪市住之江区北加賀屋5-4-12)
参加:無料
時間:14:00-17:00

REMO DESK 2015年11月23日 | 固定リンク

2014/05/06_alternative media gathering_ Crisis/eVents 恐慌に介入する出来事たち: 資本主義の金融支配に反撃するユーモア・悪戯・創造性

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Crisis/eVents 恐慌に介入する出来事たち: 資本主義の金融支配に反撃するユーモア・悪戯・創造性

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バルセロナ大学の美術講師であり数々のプロジェクトを仕掛けてきたレオニダス・マルティンを招いて、現代美術(アート)と政治闘争(アクティヴィズム)の関係性を問う。想像力・創造性はいかにして社会変革の強力な道具となるのか。いかに楽しく反撃することができるだろうか。また、なぜ直接行動は芸術の一形態であると言えるのか?現下の経済恐慌を背景としたアート・アクティヴィズムの介入的パフォーマンス、La Bolsa o La Vida, You Will Not Have a Home in Your Fucking Life, World Champions of Unemployment, We are not numbers, The Reflectors and Party Shut down Bankia といったスペイン都市空間における現代的闘争を事例に、映像を交えてその最新形態を紹介する。

日時:2014年05月06日(火・祝)
会場:remo / コーポ北加賀屋 (大阪市住之江区北加賀屋5-4-12)
参加:無料
時間:16:00-19:00

ゲスト:Leonidas Martin / レオニダス・マルティン
美術博士・バルセロナ大学講師。アート・アクティヴィズムにおける集合的表現を専門としており、国際的にも有名な数々のプロジェクトを仕掛けてきた。新世界フェスティバルゲート時代のremoでプレゼンテーションを行いLas Agencias (2001-2003)のプレタリヴォルテなどで聴衆を沸かせて以来、約十年ぶりの来日となる。アルゼンチン金融危機に対する鍋たたき運動に大西洋を超えて連帯したYomango (2003-2007) の反クリスマス運動ヨマンゴ・タンゴは全世界を震撼させ、レイバーフェスタでも日本語字幕付で上映されたことがある。

主催:オペライズモ研究会

参考:
前回来日時のレポート http://rootless.org/precarity/sapb/11/
レイバーフェスタのプログラム http://labour.blog71.fc2.com/blog-entry-5.html

REMO DESK 2014年4月20日 | 固定リンク

2013/06/23_TOUR DE remo_Crisis/Spasm 恐慌に内在する理論とは?/「記録」と「記憶」のあいだで揺れる

TOUR DE remo / ツール・ド・レモ

1/alternative media gathering
  Crisis/Spasm 恐慌に内在する理論とは?

2/AHA [Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]
「記録」と「記憶」のあいだで揺れる:茨城県大子町におけるアーカイブ実践の中間報告

日時:2013年06月23日(日)
会場:remo / コーポ北加賀屋 (大阪市住之江区北加賀屋5-4-12)
参加:無料

1/alternative media gathering
Crisis/Spasm 恐慌に内在する理論とは?

時間:14:00-17:00

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未来のついえた現在ただパンクだけが哲学でありうる、のか?
スパズム(痙攣)。金融恐慌の詩学、労働と疲労、認知と病理、絶望の蜂起……
2008年以来いよいよ5年ぶりの来日となるフランコ・ベラルディ(ビフォ)を招き、杉村昌昭(フランス思想)伊藤公雄(社会学)水嶋一憲(経済学)酒井隆史(社会思想史)はじめ錚々たる面々を登壇者に迎え、危機とともに・理論とともに・未来なきポストメディア時代を思考する大討論会!


ゲスト:
Franco Berardi(bifo)/ フランコ・ベラルディ(ビフォ)
現代作家、メディア理論・実践家。雑誌"A/Traverso"創刊者にしてイタリア初の自由ラジオ Radio Aliceを展開し、77年にパリへ逃走してフェリックス・ガタリと協働。粉川哲夫『メディアの牢獄』(1982)にもアウトノミア運動におけるスポークスマンの1人として登場、〈運動〉から弾圧にいたる過程を分析した「アウトノミアのアナトミー(解剖学)」が紹介されている。80年代には Semiotext(e), Chimères, Metropoli, Musica 80 などの雑誌に寄稿、90年代から労働・精神・芸術等について著書多数。邦訳書に『ノー・フューチャー』(洛北出版)『プレカリアートの詩』(河出書房新社) さらに『フェリックス・ガタリ そのひとと思想と未来図法』(水声社)近刊予定。

討論者:
杉村昌昭 
フランス文学・思想、1945年生まれ。龍谷大学名誉教授。1973年、名古屋大学文学部大学院修士課程仏文学選考修了。大阪女子大学専任講師を経て、龍谷大学経営学部教授を2011年に退職。著書・翻訳書50冊以上。

伊藤公雄
社会学、1951年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。1981年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。大阪大学人間科学部教授を経て、2004年より現職。2008年より放送大学客員教授。共編著多数。

水嶋一憲 
経済学・経済思想、1960年生まれ。大阪産業大学経済学部国際経済学科教授。1984年京都大学卒、京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。アントニオ・ネグリらの〈帝国〉三部作ほか翻訳・論文多数。

酒井隆史 
社会思想史、1965年生まれ。大阪府立大学准教授。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。2001年より大阪女子大学専任講師、改組により現職。『通天閣』(青土社)によりサントリー学芸賞受賞。

主催:オペライズモ研究会


2/ AHA! [Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]
「記録」と「記憶」のあいだで揺れる:茨城県大子町におけるアーカイブ実践の中間報告

時間:17:30-19:30

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パーソナルな記憶や体験を分かち合うこと。
この営みがもつ意義や危うさに、私たちはどのように向き合うことができるのでしょうか。東日本大震災を契機に、この問いの重みは、ますます増しているように思われます。
悠然とした自然に囲まれた茨城県大子町にて、2012年から始動したアーカイブ・プロジェクトの報告をとおして、この古くて新しい問いをみなさんとともに考えたいと思います。

ゲスト:
志村春海
1988年、宮城県生まれ。2012年度に、茨城県大子町と筑波大学の連携事業「まいんイロドリ計画」コーディネーターをしていた縁で、町の取り組みとしてAHA!*1の実施を提案、現在も事業スタッフとして関わる。2013年4月より、日光市・足尾地域にて地域おこし協力隊として勤務。
活動ブログ:http://blog.livedoor.jp/daigo8miri/

コーディネーター:松本篤(NPOremo研究員・AHA!世話人)

*1 AHA! [Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]
個人によって記録された映像や、それにまつわる記憶を「資源」として捉え直し、それらのアーカイブ(収集・公開・保存・活用)をめざすプロジェクト。2005年から始動。事業開始から現在にかけて「8ミリフィルム」という媒体に注目し、独自の方法論や手法、ツールを開発しながら展開している。

REMO DESK 2013年6月19日 | 固定リンク

2012/09/02 Alternative Media Gathering 2012秋 「もうひとつのメディア」のための集い Tactics, Tectonics, Metropolis --Territories of Insurrection 戦術 / 築層 / メトロポリス --蜂起の諸領域

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金融恐慌いらい人々が街頭で抗議することは都市の日常となりました。東京でも20万もの人々が政治的中心を包囲したのは記憶にあたらしい出来事でしょう。対象は原子力発電所の再稼働反対ばかりではなく、その他の経済・社会的諸問題へとひろがりをみせています。

そこで今回は、昨年のオキュパイ運動であらたな空間的展開がみられたニューヨークから、いわば都市の時空間における出来事の唯物論ともいうべき理論を思考しつつ実践にとりくむゲストを迎えて、視覚的メディアを用いるかれらの方法論を共有したいと思います。

「それぞれに固有の様態・程度において流動的状態にある諸都市がたがいの位相を理解しあい、いまだ不可視の惑星的な諸都市の相互作用をかいまみて、新しい思考と実践を共に開発していくこと」
--そのような希望とともに、大阪にも来ていただくことになりました。

*他会場でのイベント・企画詳細についてはこちらをご覧ください
http://urbanculture-osaka.tumblr.com/

--
*日時: 2012年9月2日(日) 16:00-19:00
*ゲストスピーカー: co-op/t + 高祖岩三郎

co-op/t: ニューヨーク在住の二人の建築家からなるユニットで、建築家としてのキャリアの傍らGlobal
Justice運動等に実践的・理論的に関与してきた。彼/女の理論・ダイアグラムについては「メトロポリスの建築に関わる諸問題」(『VOL 04』以文社、2010、212-231)を参照

Sabu Kohso (高祖岩三郎):ニューヨーク在住の翻訳家・批評家。著書に『死にゆく都市、回帰する巷
--ニューヨークとその彼方』以文社(2010) 『流体都市を構築せよ! --世界民衆都市ニューヨークの形成』青土社(2007) 『ニューヨーク烈伝 --闘う民衆の都市空間』青土社(2006)など

*会場: remo / コーポ北加賀屋 (大阪市住之江区北加賀屋5-4-12)
*参加費: 無料

*協力: 都市文化研究会 + オペライズモ研究会

REMO DESK 2012年8月26日 | 固定リンク

2011/12/25 *Alternative Media Gathering 2011冬「もうひとつのメディア」のための集い "都市は誰のものか?" Occupy Wall Streetと2011年の世界をふりかえる

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2011年 --ますます混迷をみせる金融恐慌のなか、世界中の都市でたくさんの人々が街頭にあふれだした。経済危機は天災ではない。人々が都市空間のただなかで取り戻そうとするものは何か?草の根のメディアは運動に何を見いだしたか。

ニューヨークからメディア・アクティヴィストMartin Lucasをむかえ経験を共有し語りあう集い。

*日時: 2011年12月25日(日) 17:00-19:00
*ゲストスピーカー: Martin Lucas + 後藤あゆみ

*会場: remo/コーポ北加賀屋(大阪市住之江区北加賀屋5-4-12)
*会場内は冷えますのであたたかくしておいで下さい

*参加費: 無料

REMO DESK 2011年12月10日 | 固定リンク

2011/07/24 "跨" interdisciplinary of Art Practices: 境界をまたぐ芸術実践

台湾のカウンターカルチャーを代表する週刊紙「破 pots」の編集長として活躍してこられたファンさんをはじめ、高雄師範大学芸術研究所からゲストをお迎えし、急遽プレゼンテーションをおこなうことになりました。

かれらが様々なかたちでかかわってきた、台湾のオルタナティヴスペースや地域に根ざしたコミュニティアート、あるいは〈社会志向〉の実践、 数々の事例をまじえて英語でお話いただきます。プロの通訳は用意できませんが、来場者もひざを交えて、ゆっくり共有する機会になればと思います。みなさまのご参加をお待ちしています。


*日時:2011年7月24日(日) 16:30〜

*会場: remo/コーポ北加賀屋
559-0011 大阪市住之江区北加賀屋5-4-12

*ゲスト:黄 孫權 (ファン・スンチュエン)氏 国立高雄師範大学芸術研究所
http://pots.tw/
http://interart.nknu.edu.tw/
http://prezi.com/5q04gupweocs/pots-weekly/
http://www.youtube.com/watch?v=_R0lWePeRE0

*参加費無料

REMO DESK 2011年7月20日 | 固定リンク

2011/02/05 Alternative Media Gathering「もうひとつのメディア」のための集い / 2011春 「韓国独立音楽☆ブンガブンガレコード来たる」

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*日時: 2011年2月5日(土)20:00- 22:00

*ゲスト: ゴン社長(コ・ゴニョク)+ブロッコリーお前もか(ユン・ドグォン)

*会場: コーポ北加賀屋(大阪市営地下鉄四つ橋線 北加賀屋駅徒歩5分)
*参加: 予約不要+無料(ただし会場席数には限りがあります)
*お問い合わせ: info@remo.or.jp

2008年リリース「安物のコーヒー」が88万ウォン世代といわれる高学歴ワーキングプアの圧倒的支持で社会現象を巻き起こし、2009年韓国大衆音楽賞で3部門を独占、同年ゴールデンディスク賞ロック部門や2010年韓国PD大賞を少女時代と分けあうなど話題騒然の「チャンギハと顔たち」所属レーベルからゴン社長が緊急来日!今やトクマルシューゴの韓国リリースを手がけるなど大躍進のブンガブンガレコード、家内制手工業からはじまった自主制作レーベルの知られざる秘密を語る。

「チャンギハと顔たち」にならぶ有名バンド「ブロッコリーお前もか」リーダーのユン・ドグォンもレーベル初期から事業企画に携わるブレーン。2006年「持続可能なタンタラ(芸人)生活」を宣言したかれらは弘大(ホンデ)インディーズ・シーンからいかに浮上しえたか、そしてアジア進出後も果たして音楽生産共同体的な平等主義は貫徹できるのか。文化資本主義の時代に生産者は生産的でありつづけることは可能か?日本で売れたりしてもまたremoに来てくれることがあるだろうか。当日は手工業的韓日逐次通訳でトーク&プレゼンテーション。


ゴン社長(コ・ゴニョク)
済州道出身の1981年生まれ、平日は心理学を専攻する大学院生として大田広域市在住、週末は「きつい趣味」としてブンガブンガレーベルの代表を務める。話術で音楽生産をサポートする彼は、最近はサブレーベル「ヨモギ坂青年会」を設立、自主制作型独立音楽の持続を計っている。

ユン・ドグォン
昌原市出身の1982年生まれ、ブンガブンガレコードのブレイン。リーダーを担う「ブロッコリーお前もか」のヒットで専業アーティストの道へ進み、発売したセカンドアルバムも好評を得ている今、最大の悩みは「大家さんが家賃を上げたらどうしよう」らしい。

REMO DESK 2011年1月16日 | 固定リンク

[大阪]2009/7/25+8/1 [東京]7/28 Alternative Media Gathering

フランスからのアーティストと中国からの研究者の来日に伴い、Alternative Media Gatheringを大阪と東京にて急遽開催することになりました。東京は「パリ、芸術家のストライキ」のみの開催となります。

また、大阪の会場には空調がありませんのでご了承下さい。
現在remoはこつこつと整備中です。オープニング(大阪)前の開催となりますが、オープニングについては改めてご案内いたしますので、どうぞ今しばらくお待ち下さい。

みなさまのご参加をお待ちしております!

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Alternative Media Gathering
「もうひとつのメディア」のための集い/2009夏

1.パリ、 芸術家のストライキ

*大阪
日時:2009年7月25日(土)17:00- 19:00
会場:remo(大阪市営地下鉄四つ橋線 北加賀屋駅徒歩5分)https://www.remo.or.jp/ja/about/
【お問い合わせ】info@remo.or.jp

*東京
日時:2009年7月28日(火) 19:00- 21:00
会場:studio c.u.t102 東京都品川区平塚2-7-4
お問い合わせ:tokyo@remo.or.jp

ゲスト:バティスト・バセット氏

 2003年の暑い夏、アヴィニヨン演劇祭が中止されたことは広く知られています。芸術労働者たちがハリウッド映画の封切り会場とされた公立図書館に集結し、公共放送の音楽番組やニュースに介入、ポンピドゥーセンターやMEDEF(フランス経団連)を占拠して、アヴィニヨンからカンヌに至るまで様々なフェスティバルを中止に追い込んだのでした。この芸術家のストライキは一方で「観客」を失望させたとも報道されましたが、その背後には、登録された労働者に年金や健康保険、失業手当を給付してきたintermittents du spectacle(芸術の非正規労働者=アンテルミタン)制度の切り下げという深刻な問題があることも忘れられてはなりません。
このたびremoでは、その後も多彩な運動を展開するアンテルミタンと不安定就労者(フリーター)の協同組合CIP-IDFからバティスト・バセット氏をお招きしてプレゼンテーションを行います。バセット氏は精神病院や刑務所で映像ワークショップを行うアーティストで、今年は広島にて滞在制作されていました。かれらの経験を共有し、グローバルな非物質的労働に共通の問題として考える機会にしたいと思いますので、どうぞご参集ください。


2. 中国、独立メディアの胎動

日時:2009年8月1日(土)17:00- 19:00
会場:remo(大阪市営地下鉄四つ橋線 北加賀屋駅徒歩5分) https://www.remo.or.jp/ja/about/
ゲスト:ゾウ・リンホア氏
共催:龍谷大学非営利放送研究会

 中国のメディア状況は日本と大きく異なると言われていますが、その中国において非営利の独立メディアを研究し実践する若者が現れていることはあまり知られていません。まさにそのような研究者であるゾウ・リンホア氏が武漢大学から来日される機会に、龍谷大学非営利メディア研究会の協力を得て関西にもお立ち寄りいただくことになりました。ゾウ氏は欧米の社会運動やメディア・アクティビズム、オルタナティブ・カルチャーを研究する傍ら、武漢建設青年自治センターを実験的に運営してこられた経験をお持ちで、翻訳書「パンクの哲学」を出版し中国の非営利メディアやパンクシーンの解説も行ってこられた方です。
 ヨーロッパ各都市に存在する「ソーシャルセンター」はコミュニティーで共同運営する自主的なスペースで、独立メディアのネットワーク、文化や政治活動を創造する場として機能しています。これまでのAlternative Media Gatheringでも注目してきたイタリアの社会センターを参考にしつつ試みておられる中国での新たな実践を共有し、未来の「アジア」における独立メディアのネットワークを考える機会にしたいと思いますので、是非ご参加下さい。

REMO DESK 2009年7月20日 | 固定リンク

2008/09/10-15 Alternative Media Gathering 08 「G8 2008をめぐる映像+音、あるいは集団的創造のプロセス」

■■■インスタレーション@同時代ギャラリー■■■

G8洞爺湖サミットの世界同時行動デー、7月5日。
札幌では一万人のピースウォークが行われ、世界各地でもデモが行われた。この日に撮影された、様々な人々による沢山のビデオフッテージ。多様な視点から記 録されたもの、そしてそれらの共有・蓄積が映し出す世界。'05年スコットランド、'07年ドイツのG8対抗運動を契機に、映像を媒介とした情報・記憶の共有が、現場において増々大きな役割を果たしている。これは‘60~‘70年代の映画運動を想起させる一方で、まったく新しい映像の展開を感じさせるもの だ。このプロセスの、実験的な再構成を試みる。

REMO DESK 2008年9月10日 | 固定リンク

2008/07/11 Alternative Media Gathering 08/「もうひとつのメディア」のための集い

アウトノミア運動のスポークスマンとして知られたフランコ・ベラルディ(ビフォ)。

イタリア初の自由ラジオ「アリーチェ」以来、フェリックス・ガタリとの協働を経て最近の telestreet.it や rekombinant.org に至るまで、つねに現代メディアを刺激してきた実践的思想家の初来日。この夏、東京、北海道、大阪と移動したかれの眼は、現代日本にどのような絶望と希望を見いだすか?

*デヴィッド・グレイバー氏は都合により、今回の催しに不参加となりましたことをお詫び申し上げます。

REMO DESK 2008年7月11日 | 固定リンク

2008/06/7・14・21 Alternative Media Gathering 08/「もうひとつのメディア」のための集い08

remoでは、これまでの5年間を通じて、韓国のメディアクト、スペインのラス・アゲンシアス、ラテンアメリカのラジオ活動、「パブリックアクセスの母」 ディー ディー・ハレック、マイクロFMの粉川哲夫をはじめとしたメディア実践家を世界各地から招き「もうひとつのメディア」のための集い (Alternative Media Gathering)を継続してきました。

このたびは大学・研究機関の協力によって海外から著名な実践家や研究者を招き、あらためて、「表現・出版・社会・メディア」といった多角的な視点から〈オルタナティヴ〉を考えるシリーズを開催いたします。今回どんなゲストが来日されるのか、また追ってプロフィールやイベントの詳細をお伝えいたします。今回はそのプレ企画として、かれらを迎えるためのインフォツアーそして読書会のご案内です。是非ご参加ください。

REMO DESK 2008年6月 1日 | 固定リンク

2007/07/16 remosports

remoのフェスティバルゲートでの活動が終了します!

2002年より活動を開始したremo。
その第1期と言える期間が、今月7月31日のフェスティバルゲートの閉鎖とともに一旦の終焉を迎えます。
すでにremoは、第2期に向けて動き始めていますが、
終焉と再生の節目にあてて、1日だけのパーティを開催します!

しかもそのパーティ、"remosports"(レモスポーツ)と題し、スペシャルゲストを迎えて「メディアを用いる身体づくり」を進めているremoならではのメディア+運動の多様な関係が集結するパーティです。

remosportsの中でもremember 3rd Mondayを行います。こぞって、ご参加ください!

REMO DESK 2007年7月16日 | 固定リンク

2007/04/14 トークセッション 闘争の最小回路 -運動・メディア・共同体 酒井隆史 × 廣瀬純

ひとりひとりの内にある「政治」を可能にするパワー、行為と力のクリスタル=闘争の最小回路を刺激するメディアとは何か、 そして、共同体と政治・運動の関係とは?ラテンアメリカ社会運動の最前線から考える、気鋭の論客による注目の初対談!

REMO DESK 2007年4月14日 | 固定リンク

2006/06/17 alternative media gathering 「映像と表現で考える、働くということ」(研究会 職場の人権 例会@remo)

「アートと仕事・労働問題のコラボレーション(共同作業)」の試みとして、映像や 市民メディアを活用して、仕事や労働の現場、働き方や働かせ方の問題などを記録し、 表現として、情報発信をしている日本と世界の実践例(映像作品)をご紹介します。 ヨーロッパの「プレカリアート」(不安定階層)の試み(ユーロメーデーや反WTO のパレード、労働者の語り・インタビュー)、日本のレイバーフェスタでの3分間ビデオや、個人が自分の働き方の問題をめぐってデジカメに記録し作品にしたものなどを、幾つか視聴します。 そして、自分たちの職場で起きるさまざまな出来事や問題を整理(記録)し、映像や デジカメを「文房具」(道具、武器)にして、他者に伝えていく(表現する)ことの 現状と可能性(個人からでも発信できること)について考えます。

REMO DESK 2006年6月17日 | 固定リンク

2006/06/10 alternative media gathering「インディメディアとコミュニケーション民主化の試み」

1970年代より市民テレビや草の根ラジオと仕事をし、独立メディアやメディア教育に従事するドロシー・キッド氏によるプレゼンテーション。(通訳あり)

REMO DESK 2006年6月10日 | 固定リンク

2006/01/15 Alternative Media Gathering ~DeeDee Halleck特集

先月来日したDeeDee Halleckによる作品2作品の上映。

REMO DESK 2006年1月15日 | 固定リンク

2005/12/04 Radio Party! - 第3回大阪・アート・カレイドスコープ協賛事業

微弱電波を利用した無線FM送信機を作成して電波をメディアとした表現の可能性を探索するワークショップ。

REMO DESK 2005年12月 4日 | 固定リンク

2005/12/03 Alternative Media Gathering #11 DeeDee Halleck Presentation -第3回大阪・アート・カレイドスコープ協賛事業

ディーディー・ハレックは、60年代からニューヨークのセツルメントで、こどもたちのつくる映像のワークショップを開き、数々の先駆的な実践を展開、その後も、市民の手によるメディア制作、社会的弱者自身による発信のためのケーブルテレビへの「パブリック・アクセス」制度の導入など、単にアクセス可能というのみならず、可能な限り直接的に市民自らが情報発信の主体となるための取り組みを通じて、常に時代をリードしてきました。

1981年パブリック・アクセスの先駆けとなったペーパー・タイガーTV(PPTV)、1986年ディープ・ディッシュTV(パブリック・アクセスの衛星 放送ネットワーク)を共同設立、1991年湾岸危機TVプロジェクトを共同コーディネート、2001年デモクラシー・ナウ!テレビ、2003年には、インディメディア(インターネットの独立メディア)の設立に関わってこられました。

彼女の活動の原点、アーティストとして働いていたニューヨーク・セツルメント時代の「こどもたちが映像をつくる」ワークショップの記録を上映して、現在に至る「自分たちのメディアをつくる」実践の理念と活動の展開を説明していただきます。

REMO DESK 2005年12月 3日 | 固定リンク

2005/11/27 Alternative Media Gathering #10

ディーディー・ハレック氏の12月の来日に伴い11月、1月と作品の上映ディーディー・ハレック特集を企画。12月は上映に加え、プレゼンテーションを予定しています。

REMO DESK 2005年11月27日 | 固定リンク

2005/09/25 Alternative Media Gathering #8 "もうひとつのメディア"のつどい - 失業から世界を観る

長らく日雇い労働者・野宿者の支援活動を続けてこられたNPO法人「釜ヶ崎支援機構」編集のビデオ作品と、フランスで失業者を応援している劇団「ジョリモーム」のストリート・パフォーマンスのビデオ(ビデオプレス制作)のカップリング上映会を開催いたします。6月にはDVD『Precarity』を通じて、不安定就労の時代を考えましたが、今回は、より身近なところから失業を不安定化の核としてとらえてみましょう。

REMO DESK 2005年9月25日 | 固定リンク

2005/07/17 Alternative Media Gathering #7 「もうひとつのメディアのためのつどい」with Indymedia Open meeting

日時:2005年7月17日(日) 15:00-
入場料:500円

独立メディアセンター:インディメディアは、メディアの制作と流通を通じて、公正な社会を目指す草の根のメディア実践組織。設立当初から新自由主義経済のグローバル化への抗議、公害と環境、ジェンダー、失業と不安定就労など、さまざまな領域の運動と連携して、国際的なネットワークを形成してきました。

今回の「もうひとつのメディアのためのつどい」では、インディメディアの公開ミーティングを兼ねて、その理念を知り、各地での実践、運営方法を学び、使い 方のワークショップをして、今後の展開を考える機会を設けます。
インディメディアを既にご存知の方も、そうでない方も、どうぞお気兼ねなくご参加ください。

REMO DESK 2005年7月17日 | 固定リンク

2005/06/19 Alternative Media Gathering #6 "もうひとつのメディア"のつどい 「precarity」 一挙上映

ユーロ・メーデーから不安定就労の時代を考える
DVD "precarity" 一挙上映会(全192分, 英語字幕)

日本でも肯定的に「フリーター」といったように、ヨーロッパでも自由を肯定的にとらえ、かつてフレックスワーカーといいました。ところが、やはりその就労形態、生活基盤の不安定(プレカリティ)が社会的排除の文脈で再認識されるようになりました。 この DVD は、旧態依然の労働運動とは形態の異なる、不安定さにさらされたプレカリアートたちの文化運動を、ユーロメーデーを軸に取材・制作した映像作品のオムニバス。マイケル・ムーアやナオミ・クライン、シルク・ド・ソレイユの労働者も登場します。

REMO DESK 2005年6月19日 | 固定リンク

2005/05/22 Alternative Media Gathering #5 "もうひとつのメディア"のつどい

これまで不定期で開催してきた Alternative Media Gathering。今後、ゲストを招くのみならず、より深い理解を共有するための場として「もうひとつのメディア」のためのつどいを定期的に開催します。各地の多様なメディア実践に関心のあるみなさま、是非お誘い合わせの上ご参加ください。

REMO DESK 2005年5月22日 | 固定リンク

2005/05/15 Medium Activate Lecture 「古いテクノロジーが新しかったとき」

現代メディア前史とその誕生 学生時代に英文学・哲学を専攻し、BBCテレビでのプロデューサー/ディレクター勤務を経て、現在エジンバラ美術大学副学長を務めるブレント・マグレガー教授(視覚コミュニケーション)を招き、既に陳腐化してしまった感のある「ニューメディア」の系譜をひもとく講演をして頂きます。

REMO DESK 2005年5月15日 | 固定リンク

2005/04/24 Alternative Media Gathering #4 "もうひとつのメディア" のつどい

これまで不定期で開催してきた Alternative Media Gathering。今後、ゲストを招くのみならず、より深い理解を共有するための場として「もうひとつのメディア」のためのつどいを定期的に開催します。各地の多様なメディア実践に関心のあるみなさま、是非お誘い合わせの上ご参加ください。今月はGabi Hadlさんにレポートをしていただきます。

REMO DESK 2005年4月24日 | 固定リンク

2005/03/03 Alternative Media Gathering #3 "もうひとつのメディア"のつどい

ダニエル・デル・ソラールは、70年代に「発言の自由」を掲げる西海岸のラジオ局KPFAに関わって以来、30年以上にわたって様々なメディアの領域で活動してきたアクティヴィストです。もともとは詩人・写真家であり、ペイパータイガー・テレビを創設したディーディー・ハレックとも古くからの友人であるソラール氏は、ラテンアメリカの文化に深く関与してきました。

REMO DESK 2005年3月 3日 | 固定リンク

2005/02/13 Alternative Media Gathering #2 "もうひとつのメディア"のつどい

remo では昨年にも、韓国の MediAct.org の研究者、スペインの LasAgencias.orgのアート・アクティヴィストを招き「もうひとつのメディアのつどい」を開催してきました。今回も、個人を発信源とするメディア実践のさらなる活性化を企図して、アスケ・ダムの先駆的な実践をプレゼンテーションしていただきます。70年代末から80年代初頭にかけて日本各地のケーブルテレビにみられた、萌芽的な自主メディアの貴重な映像をみながら、北欧でのコミュニティ・チャンネルの盛衰、携帯電話の動画撮影機能やホームサーバなどに顕著な最近のディジタル技術とわたしたちの文化について、存分に語っていただきます。現代における社会科学者とアーティストの役割を見据えた、その本質的な言葉は聴きのがせません。

REMO DESK 2005年2月13日 | 固定リンク

2004/11/07 プレゼンテーションAlternative Media Gathering in Osaka #1「もうひとつのメディア」のつどい

情報通信技術の普及を背景に、文化・社会的な情報の流れも変化しつつある現在、様々な活動に携わる人々がいかに情報を発信・活用しているのか、remo では、当事者をはじめ、小規模なメディア、研究者などを招き、情報交換の場をもちたいと考えています。このたび、バルセロナ・インディメディアから2名を招き、スペインでのオルタナティヴ・メディアの活動状況などを報告していただくことになりました。またヨーロッパでの、サーバ押収事件について、ディスカッションをします。さらに、情報交換、相互のプレゼンテーションの時間を持てるようにしたいと思います。
今回のAlternative Media Gatheringはスペインの報告のみ英語で行われます。

REMO DESK 2004年11月 7日 | 固定リンク