Alternative Media Gathering

トーク/レクチャー

2016/06/18_ Alternative Media Gathering セキュリティを脅かすのはだれか? 都市空間に組み込まれる〈分離・隔離・差別〉

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写真提供:OurPlanetTV

2015年11月13日以来、パリでの自爆攻撃をうけてフランス共和国では二度目の延長が可決されて現在も非常事態宣言がしかれている。まるで戦時下にも近似する内務権力の上昇、たとえば令状なしの家宅捜索などは、しかし決して無作為に行われるわけではない。具体的には、どうした居住地区がターゲットとなり、どのような人々が監視下におかれることになるか。都市にすむ互いに見知らぬ人々のあいだには、見えない楔が打ち込まれ、やがて深く裂け目を遺すことになる…

だが、この裂け目の地下にはもとから断層があるのではなかっただろうか? 表面をアスファルト(社会政策)で糊塗したところで、まだわたしたちは碓氷の上を歩いているようなものだ。

一方イベント駆動型のグローバルな都市間競争は、世界中の都市を舞台として博覧会あるいは首脳会議はたまた大運動会など、1995年あるいは2001年からか、次から次へと非常事態をもたらし断続的な緊張をもたらしてきた。これでは2020年へと向けて、むしろ非常事態を常態化させているというべきではないか。

ここでは、パリ郊外から移民や貧困層の住宅への権利運動に長年とりくまれてきたマリー・ウイバンさんを、またかれらの運動をいつも研究してこられた稲葉奈々子さんをまねき、あらためて野宿者襲撃・強制排除・住民登録の職権抹消など足下の「都市」大阪における諸問題に向きあわれてきた現場から応答をいただき、ともに考える機会としたい。

日時:2016年6月18日(土)
会場:remo / コーポ北加賀屋 (大阪市住之江区北加賀屋5-4-12)
参加:無料
時間:14:00-17:00

ゲスト:
・Marie Huiban / マリー・ウイバン
フランスの住宅への権利運動活動家。パリの非正規滞在移民やホームレスなど都市底辺層の権利運動に取り組む一方で、自らが生活するパリ郊外のサン・ドニ市でジェントリフィケーションによる貧困層の排除に抗する住民運動も担っている。

・稲葉奈々子(上智大学)社会学者。住宅への権利を求めるホームレスによるパリの空き家占拠運動を研究している。論文「社会を取り戻す人々:フランスにおける都市底辺層の反グローバリズム運動」『社会学評論』2014年など多数。

コメント:
・山崎洋(関西非正規等労働組合・副執行委員長)不安定労働問題のみならず、地道に大阪における野宿者に対する襲撃殺害事件、公共空間での行政代執行、住民票問題など、居住権・生存権にかかわる深刻な問題にとりくむ。

REMO DESK 2016年06月07日 | 固定リンク | トラックバック (0)