Alternative Media Gathering
2024/05/02_Alternative Media Gathering_フィクションと芸術:破局の論理をうちくだく!
地球生態系の破壊、民主主義の後退、ポピュリズムとナショナリズムの上昇、経済危機、パンデミック、大量失業、文化戦争、恐怖政治。ものごとが急速に、それも良くない方向へ変化してきた共通の感覚がある。まるで世界のすべてが私たちの手から崩れ落ちるか、出口のない巨大な迷宮に囚われたみたいだ。あたかも軸の折れた時間が逆走して未来を喪失したかのような、不気味な感触がある。まったくどうしたら良いものか、誰一人手がかりさえつかむことができない......
エンメディオ・コレクティブは芸術とフィクションの実践を通じて、ひとびとの生活といのちを危機にさらすこうした諸問題を語り合う道筋を、破局的現実に対して異なる見方をつかみ変化をもたらす契機を探求してきた。ここでは、現在エンメディオの一員であるレオから過去20年に及ぶその試みをご紹介いただき、今日わたしたちの直面するグローバルな課題に取り組む「ユーモア」あふれる芸術その他フィクションの技術力をともに議論したい。
日時:2024年5月2日(木)
会場:remo / コーポ北加賀屋 (大阪市住之江区北加賀屋5-4-12)
参加:無料
時間:18:30-21:00
ゲスト:レオニダス・マルティン / Leonidas Martin
バルセロナ大学教授。アート・アクティヴィズムにおける集合的表現を専門として都市空間における数々のプロジェクトを仕掛けてきたことで国際的に評価される。新世界フェスティバルゲート時代の 2004年 聴衆を沸かせた Las Agencias (2001-2003) や Yomango (2003-2007) 北加賀屋では恐慌下金融支配に反撃する Enmedio(2007-)の試みを紹介した 2014年 以来、10年ごと3回目の来日となる。