Alternative Media Gathering

2015/11/29_alternative media gathering_ 公共空間はだれのものか? 都市のスペクタクル化にみる不都合な真実

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長野やトリノの冬季だけでなく、ギリシア経済を危機に追い込んだ一因ともいわれるアテネ五輪のように、世界各地に厖大な債務をのこして開催されつづけるオリンピック。中央アルプスを貫通するリニア建設とあわせ、大災害からの復興を一方的に宣言するかのように計画された2020年の東京五輪にむけて、高度経済成長の再現という不可能なプロジェクトに狂奔する国家は、わたしたちの空間をどのように再編成するのか。新競技場のデザイン問題などをめぐり、その無理はすでにほころびを露呈しているように思われる。これから会期が近づくにつれて人的資源(労働力)やメディア宣伝、芸術プロジェクト等さまざまな動員が大々的に昂進するだろう。ここでは、共同住宅の取り壊し問題や公園における野宿者排除問題にとりくみ反五輪の会にもかかわる向井さんを東京からまねいて、五輪経済の波及効果からさえも(それがあるとして)とりのこされる見込みのたかい大阪から、公共空間はいかにあるべきかを考えなおす機会としたい。
参考:反五輪の会 http://hangorin.tumblr.com/

日時:2014年11月29日(日)
会場:remo / コーポ北加賀屋 (大阪市住之江区北加賀屋5-4-12)
参加:無料
時間:14:00-17:00

REMO DESK 2015年11月23日 | 固定リンク

AHA! Project

2015/10/04 穴アーカイブ [an-archive] 8ミリフィルム鑑賞会 穴からみえる、ひと、くらし、世田谷

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昭和30年代 向ヶ丘遊園 ウォーターシュート

市井の人々が記録した、昭和の世田谷。
穴アーカイブ[an-archive]では、昭和30〜50年代にかけて家庭用に普及した「8ミリフィルム」という映像メディアに着目し、その収集に今春から取り組んできました。このたび、皆さまからご提供いただいたフィルムの一部をお披露目いたします。
東京五輪開催中の駒沢オリンピック公園、昭和30年代の向ヶ丘遊園、三軒茶屋や玉川線などを上映する予定です。
誰かの記録が、ほかの誰かの記憶になる。そんなスクリーンを囲むひとときをお愉しみください。

日時: 2015年10月4日(日)  14:00~15:30 

会場: 生活工房ワークショップB(4F)

*入場無料/申込不要/直接会場へ
*当日はデジタル映像を上映予定です。
*鑑賞会後、「せたがやアカカブの会」の入会説明会を実施します(30分程度)。
*詳細は以下のアドレスでご確認ください。
http://setagaya-ldc.net/program/308/

REMO DESK 2015年9月21日 | 固定リンク

ご近所映画クラブ

ワークショップ

2015/07/26-08/22 KANSAIご近所映画クラブ

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タチョナプロジェクトによる「ご近所映画クラブ」に講師として参加します。

時間で映画をつくる「映画作りワークショップ」と、その仕組を解説しながら、今後各地域での展開を図ろうとする人たちのための「ファシリテーター養成講座」を開催。また、鳥取と大阪ではこれまで各地で行われたご近所映画のベストセレクションを集めた「上映会」も行われます。
それぞれの内容は以下のサイトをご参照ください。
みなさまのご参加をお待ちしております!

7月26日(日) 伊丹編(@ことば蔵 地下1階多目的室)
http://touchonart.net/event/gokinjo_2015_itami.html

8月1日(土) 鳥取編(@鳥取大学地域学部附属芸術文化センター アートプラザ)
http://touchonart.net/event/gokinjo_2015_tottori.html

8月9日(日) 淡路島編(@洲本市民工房ギャラリー3階 ギャラリー)
http://touchonart.net/etc/gokinjo_2015_awaji.html

8月22日(土) 大阪編(@大阪府立江之子島文化芸術創造センター1階 ルーム4)
http://touchonart.net/etc/gokinjo_2015_osaka.html

主催 :一般社団法人タチョナ
共催 :
NPO remo[記録と表現とメディアのための組織]
鳥取大学地域学部附属芸術文化センター(鳥取編)
NPO法人淡路島アート・センター(淡路島編)
大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco](大阪編)
助成 :アーツサポート関西
協力 :NPO cobon

REMO DESK 2015年7月25日 | 固定リンク

トーク/レクチャー

2015/03/22 「3がつ11にちをわすれないためにセンター」とは何か? 〜市民協働アーカイブの可能性

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東日本大震災による影響にともに向き合い考えるため、せんだいメディアテークに開設された「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(わすれン!)。市民や専門家、スタッフが協働し、復旧・復興のプロセスを独自に発信、記録していくプラットフォームとなるこのセンターでは、映像、写真、音声、テキストなどさまざまなメディアの活用を通じて、情報共有や復興推進に努めるとともに、収録されたデータを「震災の記録・市民協働アーカイブ」として記録保存しています。また、センターでは「スタジオ」や「放送局」といったメディア制作環境が整備され、市民自らが発信者となり、メディアを通じた支援活動の応援、震災の記憶の蓄積に関与することができます。さらに、収集された記録を活用し、展覧会「記録と想起・イメージの家を歩く」(2015年1月終了)なども実施されました。そして今もなお、記録の収集とアーカイブに関する多様な活動が行われています。
今回、NPO remoでは「3がつ11にちをわすれないためにセンター」の運営に深く携わる、せんだいメディアテークのスタッフ(北野央さん、清水チナツさん)をお呼びし、その動向の具体的な姿についてお話しいただきます。また、remoが参加した「ホームムービーと火」(みんなのフェスティバル/神戸市長田区/2014)や、青森市所蔵作品展「歴史の構築は無名のものたちの記憶に捧げられる」(国際芸術センター青森/2015年3月終了)の報告もあわせて実施し、市民協働アーカイブを巡る可能性とその課題、歴史の記録とメディア、私たちにとってのアーカイブの意味などについて、参加されたみなさんとともに、時間の許す限り語りあいたいと考えています。

日時:2015年3月22日(日)13:00-16:00

場所:コーポ北加賀屋 2F
参加無料

プログラム


1「3がつ11にちをわすれないためにセンター」
  
 報告:北野央 + 清水チナツ(せんだいメディアテーク)

2「ホームムービーと火」
 報告:AHA!(NPO remo)+ ちっちゃい火を囲む(久保田美生、米田千佐子)

3「歴史の構築は無名のものたちの記憶に捧げられる」
   
報告:藤井光(美術家・映画監督) + 服部浩之(青森公立大学国際芸術センター青森 [ACAC]学芸員)*藤井氏はSkypeでの参加となります

4 みんなでディスカッション

トーカー

北野 央(きたの・ひさし)

1980年北海道札幌市生まれ。せんだいメディアテーク職員。2001年から仙台の大学で建築を学びながら、公共施設などでワークショップなどを行う。2008年大学院生の時に、読まなくなった絵本の交換会「絵本バンク」の活動をスタート。2011年から現職。メディアテークでは、おもに東日本大震災の市民協働アーカイブ「3がつ11にちをわすれないためにセンター」を担当し、「レコーディング イン プログレス−3がつ11にちをわすれないためにセンター活動報告展-」(2015年)を開催。震災を含む地域文化の記録活動のサポートと記録の利活用の場づくりに励む。

清水チナツ

1983年福岡県北九州生まれ。せんだいメディアテーク学芸員。大学卒業後、NPO法人Art Institute Kitakyushuに所属し、地元作家の展覧会の企画運営を行う。その後、インディペンデントキュレーター遠藤水城とともにインドネシアのアートシーン調査、CREAMヨコハマ国際映像祭アシスタントキュレーター、東京・神保町「路地と人」運営メンバーを経て、現職。メディアテークでは、市民(在野の学習者)とともに展覧会企画制作/メディアセンター運営/フリーペーパーや書籍の編集/対話の場づくり/伝承民話の記録活動にとりくんでいる。NPO remoメンバー。

AHA![Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]
パーソナルな記録に潜在する潜在的な価値に着目し、それらの収集・公開・保存・活用をめざす試み。「想起」という行為を媒介とした場づくりに取り組んでいる。remoの事業の一つとして、2005年に始動。アーティスト、デザイナー、研究者など、様々なバックグラウンドをもったメンバーによって運営されており、取り組みごとに現地の協働者とチーム編成を流動的に行いながら展開している。

ちっちゃい火を囲むプロジェクト(ちび火)
公共空間で焚き火を行なう活動。2008年大阪大学で開始。肩書きや身分、所属によって分断された大学の現状に対する違和感に端を発し有志で始める。現在は全国のアートプロジェクト等でも実施。焚き火の場ではゆるやかに様々な人が居合わせ、かつ思い思いに過ごすことで、個々人の身振りや語りがあらわれると考えている。

藤井光

美術家/映像監督。パリ第8大学美学・芸術第三博士課程DEA卒。2005年帰国以降、現代日本の社会政治状況を映像メディアを用いて直截的に扱う表現活動を行う。3.11以降の被災地で災害と芸術の関わりをテーマに各地で撮影を続けている。NPO remoメンバー。

服部浩之
1978 年愛知県生まれ。早稲田大学大学院修了(建築学)。2009年より青森公立大学国際芸術センター青森[ACAC]学芸員。あいちトリエンナーレ2016キュレーターとしても活動中。つねに「オルタナティブなあり方」を意識の根底に据え、MACという略称を持つアートスペースを山口、ハノイ、青森などで展開している。近年の企画に、再考現学(国際芸術センター青森他|2011-2012年)、十和田奥入瀬芸術祭(十和田市現代美術館、奥入瀬地域|2013年) 、「MEDIA/ART KITCHEN」(ジャカルタ、クアラルンプール、マニラ、バンコク、青森|2013年-2014年)などがある。

主催:NPO remo
協力:大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)

REMO DESK 2015年3月11日 | 固定リンク

ご近所映画クラブ

トーク/レクチャー

ワークショップ

2015/03/21 ご近所映画祭 その1 "3時間で映画をつくる" + その2 "ご近所映画を見る"

●その1 [ワークショップ] 3時間で映画を作る

[[映像作家ミシェル・ゴンドリー氏設計によるプログラム]]
このワークショップでは参加者が「企画し」「計画をたて」「撮影をする」の3段階を相談しながら3時間で映画をつくります。
専門的な知識や技術がなくてもOK。参加者で話し合ってチームワークよくつくり上げてください。
ムービーカメラを文房具のように手軽に扱いながら、作品を作り出す喜びを、みんなで味わってみませんか?

*ワークショップで作った映画は、同日午後3時〜開催の上映会で上映します!

日時:2015年3月21日(土) 10:00-14:00※昼食は各自ご用意ください。
参加対象:10歳以上の児童から大人まで。1人でも友達や家族やご近所同士での参加も可能です。
定員:30名程度(要事前申込)
会場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター 1階/ルーム4
参加無料

持ち物:映画に使えそうなモノ、服、小道具など各自、自由に持参ください。ただし話し合いで物語を決めてゆくため使用しない場合もあります。
撮影機材はすべて主催者で準備します。

指導・進行: NPO remo [記録と表現とメディアのための組織]

お問い合わせ・申込先:申込先:お名前(参加者全員)、年齢、日中連絡のつく電話番号を書いて、メールまたはFAXにて「映画ワークショップ申込」係まで。
FAX:返信用 FAX番号も記入してください。
メール:art@enokojima-art.jp / FAX:06-6441-8151
※個人情報は目的以外には使用しません。
※定員に達し次第、受付終了します。

●その2  "ご近所映画を見る"

ミシェル・ゴンドリー氏設計・NPO remo実施で作られた映像作品の「小さな映画祭」
同日開催のワークショップ”3時間で映画を作る” で撮影した映像作品に加えて、
様々な地域の生徒や児童らによって作られた短編映像作品十数点を上映します。
個性あふれる独特の映像世界をぜひお楽しみください。

※ミシェル・ゴンドリー氏の映像作品ではありません。

日 時:2015年3月21日(土) 15:00-17:00
定員:100名(事前申込不要)
参加費:大人500円、18歳以下無料(ワークショップ 参加者は全員無料)
会 場:大阪府立江之子島文化芸術創造センター 1階/ルーム4

上映予定作品:ワークショップ で撮影した作品、高槻市立高槻第九中学校、大阪市立大正中央中学校の各チームの作品、ほか

司会:小島 剛(NPO cobonタチョナプロジェクト)
トークゲスト:蛇谷りえ (NPO remo)/久保田テツ (大阪大学コミュニケーションデザイン・センター/NPO remo)/山崎 紀子 (シネ・ヌーヴォ支配人)/岩淵 拓郎 (メディアピクニック)

主催:小島 剛 (NPO cobonタチョナプロジェクト)
共催:NPO remo [記録と表現とメディアのための組織]/NPO cobon

REMO DESK 2015年3月10日 | 固定リンク

AHA! Project

トーク/レクチャー

2015/02/15 Hospitale Project はじめてのアート・プロジェクトトークシリーズ 012 松本 篤 「イメージと旅―アーキビストなしのアーカイヴの作り方」

remoメンバー松本篤が鳥取にてトークを行います。お近くの方は是非お越し下さい。
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近年、記録や記憶を残し伝えていくことの気運が、急速に高まっています。それに伴って、博物館(美術館)などによって培われてきたアーカイブの理論と実践の外側で、市民参加型のアーカイヴ実践が世界中ではじまっています。アーカイヴを作ることは、今や“アーキヴィスト”と呼ばれる専門家のみに限られた営みではなくなっているのです。
今回は、パーソナルな記録物の潜在的価値を探求する、「AHA(アハ)!」というアーカイヴの取り組みの世話人を務められている松本篤さんをお招きし、茨城県大子町や岐阜県大垣市、兵庫県神戸市の事例を中心に、昭和30-50年代にかけて普及した「8ミリフィルム」を対象としたアーカイヴづくりについてお話を伺います。8ミリフィルムは、現代のビデオカメラ的存在であり、一般の人が8ミリカメラを使って自分たちの営みを記録していました。私たちがカメラやビデオで記録している行為の出発地点とも考えられます。
見えないものを見ること。誤読すること。誰かが残した記録が、誰かの記憶になっていくこと。イメージが時代や距離を超えて旅をすること。本講座をつうじて、誰もが気軽に記録を残すことができるようになった現在におけるアーカイヴ(収集・公開・保存・活用)のあり方と、これからの可能性について皆さんと考えます。

日時:2015年2月28日(土)18:30-20:30
会場:2階大病室
定員:30名(先着順)
入場無料
https://www.facebook.com/events/1530819620514018/?ref=3&ref_newsfeed_story_type=regular

Hospitale Project (ホスピテイル プロジェクト)
https://www.facebook.com/pages/Hospitale-Project/292567924186154

REMO DESK 2015年2月19日 | 固定リンク

AHA! Project

展覧会

上映会

2015/02/07- 03/15_青森市所蔵作品展「歴史の構築は無名のものたちの記憶に捧げられる」

remo協力の青森での展覧会のご案内となります。お見逃しなく!
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青森市が所蔵する、この100年の日本の近代化の歴史を語る様々な作品や記録資料、そして青森に暮らす人々が8mmフィルムにより撮影したかつてのこの都市の様子を物語る映像などを公開します。映画のセットのような5つのステージに、これらの歴史を語るメディアが散りばめられて構成される展覧会です。

日時:2015年2月7日(土)~3月15日(日) 10:00~18:00
会場:国際芸術センター青森 展示棟ギャラリーA
会期中無休・入場無料

ゲストディレクター:藤井光(美術家・映画監督)

主催:青森公立大学国際芸術センター青森[ACAC]
協力:青森市教育委員会文化財課、remo [NPO法人記録と表現とメディアのための組織]、BLACKBOX、青森空襲を記録する会、HIGURE 17-15 cas、AIRS、ACAC学生サポーター、8mmフィルム映像ご提供者

関連サイト:
https://www.youtube.com/watch?v=vfbyvSIqS0E
https://twitter.com/acac_aomori/status/565178119779139585

REMO DESK 2015年2月18日 | 固定リンク