AHA! Project

Alternative Media Gathering

トーク/レクチャー

2013/06/23_TOUR DE remo_Crisis/Spasm 恐慌に内在する理論とは?/「記録」と「記憶」のあいだで揺れる

TOUR DE remo / ツール・ド・レモ

1/alternative media gathering
  Crisis/Spasm 恐慌に内在する理論とは?

2/AHA [Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]
「記録」と「記憶」のあいだで揺れる:茨城県大子町におけるアーカイブ実践の中間報告

日時:2013年06月23日(日)
会場:remo / コーポ北加賀屋 (大阪市住之江区北加賀屋5-4-12)
参加:無料

1/alternative media gathering
Crisis/Spasm 恐慌に内在する理論とは?

時間:14:00-17:00

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未来のついえた現在ただパンクだけが哲学でありうる、のか?
スパズム(痙攣)。金融恐慌の詩学、労働と疲労、認知と病理、絶望の蜂起……
2008年以来いよいよ5年ぶりの来日となるフランコ・ベラルディ(ビフォ)を招き、杉村昌昭(フランス思想)伊藤公雄(社会学)水嶋一憲(経済学)酒井隆史(社会思想史)はじめ錚々たる面々を登壇者に迎え、危機とともに・理論とともに・未来なきポストメディア時代を思考する大討論会!


ゲスト:
Franco Berardi(bifo)/ フランコ・ベラルディ(ビフォ)
現代作家、メディア理論・実践家。雑誌"A/Traverso"創刊者にしてイタリア初の自由ラジオ Radio Aliceを展開し、77年にパリへ逃走してフェリックス・ガタリと協働。粉川哲夫『メディアの牢獄』(1982)にもアウトノミア運動におけるスポークスマンの1人として登場、〈運動〉から弾圧にいたる過程を分析した「アウトノミアのアナトミー(解剖学)」が紹介されている。80年代には Semiotext(e), Chimères, Metropoli, Musica 80 などの雑誌に寄稿、90年代から労働・精神・芸術等について著書多数。邦訳書に『ノー・フューチャー』(洛北出版)『プレカリアートの詩』(河出書房新社) さらに『フェリックス・ガタリ そのひとと思想と未来図法』(水声社)近刊予定。

討論者:
杉村昌昭 
フランス文学・思想、1945年生まれ。龍谷大学名誉教授。1973年、名古屋大学文学部大学院修士課程仏文学選考修了。大阪女子大学専任講師を経て、龍谷大学経営学部教授を2011年に退職。著書・翻訳書50冊以上。

伊藤公雄
社会学、1951年生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。1981年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。大阪大学人間科学部教授を経て、2004年より現職。2008年より放送大学客員教授。共編著多数。

水嶋一憲 
経済学・経済思想、1960年生まれ。大阪産業大学経済学部国際経済学科教授。1984年京都大学卒、京都大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。アントニオ・ネグリらの〈帝国〉三部作ほか翻訳・論文多数。

酒井隆史 
社会思想史、1965年生まれ。大阪府立大学准教授。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。2001年より大阪女子大学専任講師、改組により現職。『通天閣』(青土社)によりサントリー学芸賞受賞。

主催:オペライズモ研究会


2/ AHA! [Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]
「記録」と「記憶」のあいだで揺れる:茨城県大子町におけるアーカイブ実践の中間報告

時間:17:30-19:30

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パーソナルな記憶や体験を分かち合うこと。
この営みがもつ意義や危うさに、私たちはどのように向き合うことができるのでしょうか。東日本大震災を契機に、この問いの重みは、ますます増しているように思われます。
悠然とした自然に囲まれた茨城県大子町にて、2012年から始動したアーカイブ・プロジェクトの報告をとおして、この古くて新しい問いをみなさんとともに考えたいと思います。

ゲスト:
志村春海
1988年、宮城県生まれ。2012年度に、茨城県大子町と筑波大学の連携事業「まいんイロドリ計画」コーディネーターをしていた縁で、町の取り組みとしてAHA!*1の実施を提案、現在も事業スタッフとして関わる。2013年4月より、日光市・足尾地域にて地域おこし協力隊として勤務。
活動ブログ:http://blog.livedoor.jp/daigo8miri/

コーディネーター:松本篤(NPOremo研究員・AHA!世話人)

*1 AHA! [Archive for Human Activities/人類の営みのためのアーカイブ]
個人によって記録された映像や、それにまつわる記憶を「資源」として捉え直し、それらのアーカイブ(収集・公開・保存・活用)をめざすプロジェクト。2005年から始動。事業開始から現在にかけて「8ミリフィルム」という媒体に注目し、独自の方法論や手法、ツールを開発しながら展開している。

★★★ TOUR DE remo / ツール・ド・レモとは? ★★★

2002年、remo [特定非営利活動法人 記録と表現とメディアのための組織]が発足しました。わたしたちにとって必要な映像メディアとはなにか、生きた表現とはなにか、地域が自律的に活性する文化地盤とはなにか、それらのための考え方や態勢や技術はどのようなものか。これら遠大な課題に対してremoは、2013年の現在もなお細々と、しかし図太く対峙する直中にいます。
さて、今日、メディアの環境のみならず私たちの世界は激しく変化し、いまなお大きく動乱し続けています。そしてremoは、このような時だからこそみなさんと集い、見聞きし、対話する場をもちたいと考えました。
その名も[TOUR DE remo (ツール・ド・レモ)]。今からおよそ1年足らずの間ではありますが、多様なテーマの下、みなさんと場を囲むツアーを駆け抜けたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
あ、あとひとつ。[TOUR DE remo]は、remoの忘れられた10歳の誕生日を祝う期間でもあるのです!この機会をみなさんと一緒に迎え、そしてともに1年弱の旅行(=Tour)を楽しみたいです!

お問い合わせ:
remo [NPO法人記録と表現とメディアのための組織]
〒559-0011 大阪市住之江区北加賀屋5-4-12
tel 06-6686-5757
https://www.remo.or.jp/ja/
E-mail info★remo.or.jp(★=@)
REMO DESK 2013年6月19日