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展覧会

2008/01/10-20 ビデオ・ランデブー:映像の現在

大阪市は、現代芸術創造事業の一つとして、2008年1月10日(木)〜20日(日)まで、大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室において展覧会「ビデオ・ランデブー:映像の現在」を開催します。

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ビデオ・ランデブー:映像の現在

日時:2008年1月10日 (木) - 20 (日)
   11:00 - 19:00 *入館は18:30まで
   *会期中無休

会場:大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室
   地下鉄御堂筋線/長堀鶴見緑地線「心斎橋」駅下車約260m
   または地下鉄堺筋線/長堀鶴見緑地線「長堀橋」下車290m
   地下街クリスタ長堀北7番・5番出口すぐ
入場:無料

お問い合わせ:大阪市立近代美術館建設準備室 
   TEL: 06-6615-0654(土日祝を除く9:00-17:30)/FAX 06-6615-0699

出展作家・トーカー:
谷川俊太郎/Johan Grimonprez/Charlotte Leouzon/イルコモンズ/豊嶋康子/
亀井文夫/Liselotte Wajstedt/Dee Dee Halleck/Elizabeth Coll with Kenji Ozawa/岩淵拓郎/中村友紀/粉川哲夫/Pascal Beausse

解説:
19世紀末リュミエール兄弟によって発明された映像(映画)は、以後各地の人々の生活を記録し続けています。20世紀は映画、テレビ、ホームビデオといった映像技術が誕生・発達し、人々の生活に映像メディアが普及した世紀といえます。その結果、映像に関するさまざまな文化が生まれ、芸術分野でも実験映画やビデオアートなどが創り出されました。また、高速化した交通機関や電波・通信技術により遠く離れたところへもたらされる映像は、戦争さえお茶の間に生中継するなど、視覚的に「地球を小さくした」といえます。その後1990年代から現在にかけてのデジタル技術・通信技術の飛躍的な進歩により、映像メディア・映像文化は、そのあり方自体が大きく変化しつつあるといえます。
現在は映像が無尽蔵に、そして猛スピードで人類と世界を飲み込んでいく時代とも言えるでしょう。そうした中で私たちは、想像をはるかに越える映像の洪水という現実に一方的・無意識的に流され飲み込まれるのではなく、それを自覚的に読み解き、上手に付き合い、自らのものとして使いこなす必要に迫られているともいえます。
本展覧会は、このような映像メディア・映像文化の発展・変化をふまえ、その可能性を探る視点から企画されています。膨大な映像の集積とその収集・再編集による創造的活動の可能性や、映像メディアの双方向化・スモールメディア化などに注目し、いわゆるビデオアート・メディアアートに加えて、記録映像やワークショップの成果物など、広く映像文化にかかわる作品を展示します。
REMO DESK 2008年1月 5日