ニュービジョナリーズワークショップ01
VJによる不登校生のための映像ワークショップ参加募集

春に不登校児と映像のワークショップをしようと思っている・・・ということ。

 個人的に不登校生という存在に興味がある。なぜなら彼等には不登校生となるための理由があるからである。いじめにしろ、学校に対する疑問にしろ、人生に対する不満にしろ、なんらかの理由があり学校を拒否している。もったいないのは、彼等の感じたこと、思ったことが特殊な例をのぞいて社会にでることがないことである。不登校生は既成の概念からはみだしてしまった次の世代につながる新しい可能性かもしれない、そんな風には考えられないだろうか。彼等は学校へ通う学生とは全く違った視点で様々なことを見ている。その視点は、行きづまりを感じるこの世界を変える起爆剤になるかもしれない。そう考え、なにか一緒にできないかと思いワークショップを催すことにした。
 今回のワークショップでは全員でVJをしてみようと思っている。VJとはクラブ等のイベントでDJのかける音楽に合わせて映像を流し空間を演出する輩のことである。映像という手段を使い自分を表現しつつ、DJ、さらにはそこに集う人たちと、ひとつの世界観を構築していく作業をリアルタイムで行うことができる人物のことをVJというのである。
 このワークショップでは二日間で映像を創り、最終日には皆で準備してパーティーを開こうと思う。そこでは参加者が自分で創った映像を素材にVJをし、DJは元より、友達や、関係者や、一般の人も巻き込んだ共有空間を創造していく。 (大阪市文化振興事業実行委員会発行 C/P 01>02.2003号より)

ワークショップの目的:まずはじめに言っておかなければならないことは、本ワークショップは不登校児の学校復帰を目指すものではありません。このワークショップの目的は、自分を表現するツールとしての映像制作を知り、作品を発表することでコミュニケーションの楽しさと重要性を知ることです。

ワークショップ内容:現在の技術の進歩は目を見張るばかりで、ビデオカメラなどにしてもボタン一つで簡単に撮影することが可能になりました。故に何をどのように捕らえ撮影していくのかという個人の視点が重要になってきました。本ワークショップではドラマやドキュメンタリーなどの作品制作を学ぶわけではなく、もっと個人的な感覚や感情を表現するためのひとつの方法としての映像を学びます。

講師
AKARI TV(VJ) 
クラブイベント「Royal」(場所:Under Lounge,大阪)レギュラーVJ。2001年 7月クラブイベント「輩」(場所:YELLOW,東京)にVJとして参加。2002年2月カフェレストラン「Magatama」にて「quiet funk」を主催。2002年2月animation soup企画、主催、26作家による短編オムニバスアニメーション「ウィルソン・ブラザーズ」に参加。NHK大阪「とっておき関西」にて放映予定。
その他、クラブイベントVJ、作品発表等多数。

ENITOKWA(DJ)
CD「Nowhere Rain 」「Floating works 1996~1999 」「SLOWDIVE feat.heli live at Contents Label CAFE 」「DJMIX VOL.1」リリース2001年 8月ライブ「 Radio Module」(場所: Metro ,京都) Live P.A.2001年12月ライブ「 SONIC PLATE NIGHT 」(場所: Batofar , Paris) Live P.A2002年12月ライブ「子供の宮」(場所:Makao,大阪)その他、CDリリース、クラブイベントDJハ、ライブパフォーマンス等多数。

COLONY(VJ)
映像を媒体として表現方法の開拓を目的とした映像制作集団。他ジャンル・アーティストとのコラボレーション展や野外・屋内での映像インスタレーション等を行っている。2001年 7月クラブイベント「輩」(場所:YELLOW,東京)2001年8月「NEOPHILIA」(場所:現代美術センター)2001年9月「Art Beat Depatement」(場所:旧心斎橋そごう,大阪)2002年8月「GOD BLESS TRANCE」(場所:琵琶湖バレイ,滋賀)「CROUCHING」(場所:SUMISO,大阪)その他、クラブイベントVJ、作品発表等多数。

dryeyes(VJ)
クラブイベント 「AREA-G」(場所:CLUB KARMA,大阪) レギュラーVJ 。「フジロックフェスティバル」レッドマーキーにVJとして参加。
2000 motiondive(VJ software)players contest最優秀賞 。2001 Roland groove competition japan VJ部門最終ノミネート。
その他、クラブイベントVJ、ミュージックビデオ等多数。

なにわデジタル工務店(VJ)
1999年 3月クラブイベント「FUSE 2」(場所:リキッドルーム,東京)にVJとして参加1999年11月個展「フローティングポイント slowdive」(場所:コンテンツレーベルカフェ,大阪)2001年 8月グループ展「UNDERGROUND FLASH」(場所:キリンプラザ,大阪)2002年11月「なにわデジタル工務店博覧会〜名残る存在〜」(場所:remo,大阪)
その他、クラブイベントVJ、ファッションショー用映像、ミュージックビデオ等の制作多数。

ワークショップスケジュール
1日目
○集合・ガイダンス・スタッフ紹介
○講議:「VJとは」
   ・サンプルVJ作品上映
○講議:「撮影技法基礎」
○実習:「撮影実習」
2日目
○実習:「撮影実習」
○講議:「ノンリニア映像編集基礎」
○実習:「編集実習」
3日目
○実習:「編集実習」
○実習:「イベント準備」
   ・機材搬入・設営
   ・リハーサルなど
○クラブイベント形式での作品発表
※受講者は全員VJとして参加
※一般客も入場

開催期間:2003年3月27日(木)〜29日(土)の3日間 
時間  :10:00〜18:00(但し最終日は20:00まで作品発表イベント)
場所  :フェスティバルゲート410/remo
参加人数:20人定員(先着順)
参加条件:中学生以上の不登校生もしくは左記と同等の年令に達している未登校者および不登校経験者
    ※映像制作等の経験は問いません。
    ※条件にあてはまらない方も,参加希望の方はお問い合わせください。
     個別に判断させて頂きます。
参加費 :10000円(保険・機材費等含む)
応募期間:2003年2月17日(月)〜3月24日(月)
応募方法:応募用紙等に、住所、氏名、年令、電話、E-mail(ある場合で結構です)、
     本人以外の緊急連絡先、参加理由等の必要事項を明記の上、郵送もしくは
     E-mailにて申し込みください。
     ※尚、参加費はワークショップ初日に持参下さい。
応募先 :〒556-0002大阪市浪速区恵美須東3-4-36フェスティバルゲート410
     remo「映像ワークショップ」係まで
     tel : 06ー6634ー7737
     E-mail : workshop@remo.or.jp
主催:大阪市(新世界アーツパーク事業)